金融用語辞典
更新日:20080430

回転売買

 かいてんばいばい
 charning
 回転売買(過当売買)とは、頻繁に売買が繰り返され、顧客の意思によってその売買がなされているのか疑わしい場合をいいます。証券会社・銀行などの金融商品取引業者等は、その売買受託時等に受け取る手数料により収入を獲得しており、頻繁に売買することで高い収入を得ることができます。一方、顧客は頻繁に手数料を取られることは大きなマイナス要因となります。そのため、両者はいわゆる利益相反の関係にあるといえます。このようなことから、証券会社・銀行などの金融商品取引業者等は、回転売買の状況にあるとされた場合、業務の状況につき是正命令が出されることになっています。回転売買の背後には、「無断売買」や「一任的取引」といった違法な行為が潜んでいることが多いことから、回転売買の規定は、顧客に損失が発生しているかどうかあるいは顧客から苦情があったかどうかにかかわらず、証券事故等を防ぐため、金融庁や証券取引等監視委員会等の検査で指摘できるようになっています。同一の銘柄を頻繁に売買している場合、あるいは類似の銘柄に頻繁に乗り換えている場合など、検査等で回転売買の疑いを持たれる可能性があります。特に、短期間で損切り(売却損となる状態)となる売買を繰り返している場合などは、経済的合理性から考えて不自然と考えられるためです。また、新しい投資信託の募集がある度に、顧客の保有期間が短期で、既存の投資信託から一斉に乗り換えている場合なども、一律集中勧誘とともに回転売買とみなされることがあります。
 金融庁  無断売買  利益相反  証券取引等監視委員会  証券会社  投資信託
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