金融用語辞典
更新日:20151028

ポータビリティ(確定拠出年金)

 企業型の確定拠出年金の加入者は、転職などにより退職する場合、それまでに積み立てられた自己の資産の全額を新たな就職先の企業型年金や個人型年金に非課税で移換することができます。これまでの企業年金制度が終身雇用を前提に設計されていたのとは異なり、確定拠出年金制度は、転職することも十分考慮して設計されているからです。このように年金資産を持ち運びできることを「ポータビリティ」といいます。
 退職金制度においては、自己都合で退職する場合と会社都合で退職する場合とでは退職金の額が異なり、特に若年層ほどその差が大きいのが一般的です。しかし、確定拠出年金制度においては、自己都合か会社都合かを問わず、自己の資産を持ち運ぶことができるため、年齢による差はほとんどないといえるでしょう。ただし、企業型年金加入者が、勤続3年未満で退職した場合には、企業ごとに定められたペナルティが課されることがあります。
 なお、転職先の企業に企業年金制度があり確定拠出年金制度を導入していない場合や公務員になる場合、結婚して専業主婦になる場合には、それまで積み立てた資産は個人型に移換されますが、その後の掛け金を拠出することはできず、資産運用の指図だけを行うことになります。
 確定拠出年金(DC)
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