金融用語辞典
更新日:20151025

米国大統領選挙

 べいこくだいとうりょうせんきょ
 U.S. Presidential Election
 米国大統領の選挙は4年に1度、4で割り切れる年に行われます。選挙戦の流れとしては、各党が公認候補を選ぶための予備選挙(primary)や党員集会(caucus)が行われたのち、各党の候補者が対決する一般選挙(もしくは本選挙)が行われます。
 大統領選のスタートは、選挙前年の8月頃です。この時点で有力候補が出馬を表明し、党の大統領候補の指名を目指して、各候補はさまざまな活動を行います。この段階で立候補を断念するケースもあります。
 選挙年を迎えると、2月から本格的な選挙戦の幕開けとなります。米国大統領候補の指名は、共和・民主各党とも全米党大会において、各州から選出された代議員(delegate)によって行われますが、この代議員を選ぶ選挙を予備選挙(primary election)と呼びます。過半数の代議員の支持を獲得した人がそれぞれの党の大統領候補となります。ただし、州によっては予備選挙によらず、党員集会で代議員を決めている州もあります。予備選挙のトップはニューハンプシャー州、党員集会のトップはアイオワ州と決まっていて、この2州での結果は選挙戦を占う試金石とされています。6月までに予備選挙・党員集会とも全州で終わります。この間、3月上旬に全米約20州で一斉に行われる日をスーパーチューズデーと呼んでいます。
 その後、7〜8月に掛けて、各党の全米党大会が開催され、予備選挙を勝ち抜いた候補者の中から党としての正式な大統領候補と副大統領候補が選出・指名されます。全米党大会の前には実質的に指名候補が決定しているため、党大会の性格は、候補者選出をめぐる討議の場から党の政策を国民に訴える場へと変わってきています。
 党大会が終了すると、両党の候補者どうしが戦う後半戦、すなわち一般選挙(本選挙)に突入し、全米での遊説やテレビCMなどで有権者に支持を訴えていきます。両党の候補者によるテレビ討論が実施される10月頃には選挙戦は大詰めとなり、11月上旬(第1月曜日の次の火曜日)の大統領本選挙の日を迎えることになります。
 一般投票で有権者に選出されるのは、特定の候補に投票することを誓約している選挙人(elector)です。全米各州から連邦議会の議員数(上院100人、下院435人)と同じだけの選挙人と首都ワシントンからの3人の合計538人の選挙人を選ぶものですが、各州ごとに多数を占めた方の党がその州の選挙人の全部を獲得することになっています。正式には、12月に行われる選挙人による投票(選挙人集会)において、過半数(270票)を得た者が大統領に選出されることになり、当選者は翌年1月20日に大統領に就任します。
 大統領選挙に出馬する候補者の資格は、合衆国憲法第2条に記載されており、米国で生まれた生来の合衆国民であり、年齢は35才以上、14年以上米国に居住する市民であること、と規定されています。
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