金融用語辞典
更新日:20140711

普通分配金

 ふつうぶんぱいきん
 公募の追加型株式投資信託の収益分配金は、「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」に区分されます。普通分配金とは、各投資家の個別元本を上回った部分から支払われる利益の分配金のことです。一方、元本払戻金(特別分配金)とは、各投資家の元本の払戻しに相当する分配金のことです。
 具体的には、各投資家の個別元本と決算日の「分配落ち後の基準価額」からみて、分配落ち後の基準価額がその投資家の個別元本と比べ同額または上回る場合には、その収益分配金の全額が「普通分配金」となり、下回る場合は、下回る部分に相当する金額が「元本払戻金(特別分配金)」となり、残余の金額が「普通分配金」となります。
 個人(居住者)が受け取る公募の追加型株式投資信託の普通分配金は、税法上「配当所得」として源泉徴収されます。源泉徴収税率は、2014年(平成26年)1月1日から2037年(平成49年)12月31日までは、20.315%(所得税および復興特別所得税15.315%、住民税5%)です。また、個人(居住者)が受け取る収益分配金は確定申告不要制度の対象となっています。
 なお、普通分配金は総合課税または申告分離課税を選択し、確定申告によって納税することもできます。総合課税を選択した場合、他の所得と合算して課税されますが、一定の要件を満たせば配当控除の適用を受けることができます。一方、申告分離課税を選択した場合、配当控除の適用は受けられませんが、上場株式等の譲渡損失の金額との損益通算ができます。申告分離課税の税率は、2014年(平成26年)分以降、所得税15%、住民税5%です。ただし、2037年(平成49年)分までは、当該所得税額を含む基準所得税額に対して2.1%の復興特別所得税が課されます。
 なお、元本の払戻しとみなされる元本払戻金(特別分配金)については、非課税となります。
 配当所得  確定申告(所得税)  株式投資信託  収益分配金に係る税金(公募株式投資信託)  収益分配金  所得税  税率
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