金融用語辞典
更新日:20130325

不渡り

 ふわたり
 不渡りとは、支払いのために期日に呈示された手形小切手が、支払に応じられない何らかの理由がある場合に、支払金融機関(持帰金融機関)によって支払いを拒絶されることをいいます。不渡りとなった手形小切手を「不渡手形・不渡小切手」といいます。
 不渡りがあった場合には、不渡事由を記載して、翌営業日に持出金融機関(受取金融機関)に対して持出手形に組み入れて返還する方法(「逆返還」といいます)のほか、持出金融機関に対して直接返還して、その代わり金を受け取る方法(「店頭返還」といいます)があります。
 不渡りの事由には、手形交換所規則で定められた「ゼロ号」「第1号」「第2号」の3つの区分があります。「ゼロ号不渡事由」は、手形小切手の要件を欠いている形式不備、裏書不備、手形の呈示期間経過後、期日未到来、破産法や会社更生法等による弁済禁止などによるもの、「第1号不渡事由」は、当座預金残高の資金不足と当座勘定取引がない場合、「第2号不渡事由」は、第1号不渡事由以外の契約不履行、詐取、紛失、印鑑相違、偽造・変造などです。第1号事由と第2号事由による不渡りの場合には、手形交換所に対し支払金融機関と持出金融機関から不渡届が提出されます。ゼロ号事由の場合は不渡届の提出は不要です(東京手形交換所規則第63条第1項)。
 6か月間に2回の不渡りを出した者は、手形交換所の取引停止処分となり、この処分を受けた場合にはその後2年間はすべての金融機関において、当座取引、貸出取引が禁止されることになります。
 破産法  不渡届の提出  期日(信用取引)  小切手  手形  店頭返還
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