金融用語辞典
更新日:20150825

ファイア・ウォール(銀行と証券の業務隔壁)

 fire wall
 ファイア・ウォールとは、もともとは、米国における銀行業務と証券業務を分離しておくための業務隔壁(防火壁)のことをいいます。米国では、長い間、「グラス・スティーガル法」により、これら業務を兼業することは禁止されていました。また、子会社を通じて不公正取引が発生するおそれもあるため、親会社と子会社の間で役職員を兼務することの禁止や、取引の制限、情報の隔壁を設けるなどの条項が設けられていました。
 しかし、近年では、当時は想定していなかった多様な金融商品やサービスが次々と登場してくるなど次第に実情にそぐわなくなってきたため、1999年の「金融制度改革法」(「グラム・リーチ・ブライリー法」)によって、これらの禁止規定は廃止されました。わが国でも、2009年6月以降、従来の銀行・証券のファイア・ウォール規制は見直されるとともに、自社やグループ会社の取引に伴い顧客の利益等が不当に害されることのないように、適切な内部管理体制等を整備することが義務付けられています。
 金融商品  グラス・スティーガル法  子会社  利益相反  証券会社
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