金融用語辞典
更新日:20170602

ビットコイン(仮想通貨)

 びっとこいん(かそうつうか)
 ビットコインは、仮想通貨(あるいはデジタル通貨や暗号通貨など)と呼ばれているものの一種です。通常の通貨(銀行券・貨幣)のように特定主体(中央銀行)の債務として発行されるのではなく、分散型元帳(ブロックチェーン)という技術を用いて、個人間など個別の主体の間で、特定の第三者機関を介在させずに支払決済を行う、というような特徴をもっています。分散型元帳は、インターネット上で不特定多数の人が取引記録等を共有し、相互に認証し合うものであり、二重使用や取引記録の改ざんを防ぐことが可能とされています。また、分散型元帳技術は、仮想通貨向けだけではなく、広範な資産の記録や登記など、幅広い応用の余地があり得ると考えられています。
 仮想通貨については、銀行口座を持たない人も含め、さまざまな主体間において、国際間での決済などにも利用できる、低コスト、迅速かつ簡便な支払手段となり得るのではないかとの見方があり、将来的にさらなる発展を予想する向きがあります。一方で、ビットコイン等を通貨と認定せず資本の規制外とする国では、資金の国外不正持ち出しなどにも利用される可能性があります。
 日本政府は、2016年3月に、ビットコインなど仮想通貨に対する規制を盛り込んだ資金決済法改正案を閣議決定しました。仮想通貨を「不特定の者と売買でき、電子的に移転できる財産的価値」と定義し、決済手段として貨幣に準じた機能を認めました。現金と仮想通貨を交換する取引所を登録制にして金融庁の監督下に置くなど、不正防止や利用者保護の姿勢も示しています。
 ブロックチェーン(分散型台帳技術)  通貨
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