金融用語辞典
更新日:20150725

パワー・リバース・デュアルカレンシー債

 ぱわー・りばーす・でゅあるかれんしーさい
 パワー・リバース・デュアルカレンシー(PRDC)債とは、リバース・デュアルカレンシー債の一形態で、通常のクーポン・スワップレバレッジを掛けた(想定元本の額をn倍した)ものに、円コール(円買い/外貨売り)・オプションを組み合わせて組成したものと考えることができます。利払いも償還も円で行われます。
 PRDC債の利率は、「外貨固定金利×n×(利払時為替レート÷利金算出為替レート)−円固定金利×(n−1)」を基準に決められます(ただし 利率≧0)。「利払時為替レート」とは各利払日のあらかじめ定められた一定日前の為替レートのことで、「利金算出為替レート」とは発行条件決定時の為替レートのことです。利金算出為替レートの値は、当該債券の満期まで一定であることから、各利払日の一定日前の為替レートが円安になれば「利払時為替レート÷利金算出為替レート」の値は大きくなり、PRDC債の利率は高くなります。しかし、円高になった場合、利率が最悪ゼロになってしまうリスクがあります。なお、PRDC債には、コール(繰上償還)条項やトリガー(為替レートが一定の水準を超えたときに繰上償還する)条項が付いているのが一般的です。
パワー・リバース・デュアルカレンシー債
 通貨オプション(外貨プット/円コール)が組み合わされているのは、為替が円高になった場合に、利子がマイナスにならないようにするためです。つまり、発行体は、為替が一定以上円高になり、「外貨固定金利×n×(利払時為替レート÷利金算出為替レート)−円固定金利×(n−1)」に基づく金額がマイナスになるような場合には、当該マイナス分を通貨オプションの売り手である金融機関から受け取ることにより、マイナスにならないようにしているのです。
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