金融用語辞典
更新日:20170602

OPEC(石油輸出国機構)

 おぺっく
 Organization of Petroleum Exporting Countries
 OPECとは、「石油輸出国機構」のことです。石油の生産価格を産油国が調整しようというカルテルで、1960年に、サウジアラビア、イラン、イラク、クウェート、ベネズエラの5か国で結成され、その後、カタール、インドネシア、リビア、アラブ首長国連邦、アルジェリア、ナイジェリア、アンゴラ、エクアドルが参加して、13か国で構成されています(本部はウイーン)。設立当初は、欧米の国際石油メジャーの石油価格政策に対応して、産油国の利益を保全することを目的としていましたが、1973年以降、石油禁輸や数次の価格引き上げなどで石油を武器とする戦略を発動し、国際経済に極めて大きな影響力を持つこととなりました。しかし、1980年代に入ると、先進国の石油備蓄の拡大、代替エネルギーの促進、北海油田やメキシコなどの非OPECの産油量の増大などで供給過剰感が増大し、原油価格は低下を余儀なくされました。その後、2000年代前半には、新興国の需要が増大するなかで原油価格の引き上げに成功しましたが、2005年頃からは米国やカナダなどでのシェールオイルをはじめとする生産量の増大で原油価格は低下しました。近年は、世界的な需要の伸び悩みが続く中で、中東情勢の不安定化に伴うOPEC内の対立などもあり、生産調整等での連携もうまくいかず、新たな環境変化に直面しています。
 OAPEC(アラブ石油輸出国機構)  オイルショック  カルテル  利益
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