金融用語辞典
更新日:20151031

MACD

 まっくでぃー
 MACD(マックディ)とは、1960年代にジェラルド・アベルによって考案されたテクニカル手法で、「移動平均収束発散法」とも呼ばれるものです。具体的には、期間の異なる2つ(たとえば、12日と26日)の移動平均の価格差である「MACD」と、MACDの一定期間(たとえば、9日)の移動平均である「シグナル線」の動きから、売買のタイミングを判断するという手法です。
 移動平均の計算にあたっては、単純な移動平均ではなく、指数平滑移動平均を用います。指数平滑移動平均を用いるのは、一定期間の値を単純に平均化する単純移動平均とは違って、直近の値に比重が置かれるため、移動平均の値が株価等の動きに敏感になり、シグナルが早く発信されるからです。
 MACDによる売買タイミングの見方としては、MACDがシグナル線を下から上に抜けるときが買いのタイミング、逆にMACDがシグナル線を上から下に抜けるときが売りのタイミングとなります。
 なお、n日間の指数平滑移動平均は、次のように求めることができます。
n日間の指数平滑移動平均=Y+α(X−Y)
X=当日終値
Y=前日の指数平滑移動平均
α=2÷(n+1)・・・αのことを平滑化定数といいます。
※第一日目の平均値は、単純平均値を使用します。
 たとえば、12日と26日の移動平均の価格差をMACDとし、その価格差の9日の移動平均をシグナル線の値とすると、次のようになります。
12日指数平滑移動平均(A)=前日のA+(2÷13)×(当日終値−前日のA)
 26日指数平滑移動平均(B)=前日のB+(2÷27)×(当日終値−前日のB)
MACD=A−B
シグナル(C)=前日のC+(2÷10)×(当日MACD−前日のC)
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