金融用語辞典
更新日:20170602

円建て外債(サムライ債)

 えんだてがいさい
 yen-denominated foreign bond
 円建て外債(サムライ債)とは、外国の発行体が日本国内において円建てで発行する債券のことです。円建て外債は、1970年にアジア開発銀行債を第1号として発行されました。以来、国際収支の動向やマーケットの変調などの影響を受けながらも、円の国際化、自由化の進展とともに発行額も増大し、わが国マーケットに定着しています。なかでも、ユーロ市場の債券流通面の長所を取り入れ、外国の発行体が円建てで日本国内において発行する債券を「大名債」と呼び、わが国が加盟している国際機関などが発行しています。
 円建て外債の発行体は、外国の政府、政府機関、地方公共団体、民間企業および国際機関です。発行体は、発行代金を円貨で受け取り、利子や償還金も円貨で支払います。発行体は受け取った円貨を通常自国の通貨に換えて使用します。日本国内の投資家にとっては為替リスクを避けることができるメリットがあります。
 なお、2016年1月以後、わが国では「金融所得課税の一体化」に伴い、サムライ債を含む公社債等の税制が大きく変わりました。サムライ債は特定公社債に区分され、原則的には、以下のような取扱いになっています。
区  分
2015年12月31日まで
2016年1月1日以後
利  子20.315%の源泉分離課税20.315%の申告分離課税(注1、2)
譲渡(損)益非課税20.315%の申告分離課税(注1)
償還差(損)益雑所得として総合課税20.315%の申告分離課税(注1)
(注1)上場株式等・特定公社債等の配当等、利子等、譲渡損益、償還差損益と損益通算できます。損益通算の結果、控除しきれない損失の額は、翌年以後3年間繰越すことが可能です。
 (注2)特定公社債等の利子は、申告不要とすることができます。
 円建て外債の利子に対する税金  円建て債  応募者利回り  外貨建て債  カントリーリスク  外債  国際収支  債券  ショーグン債  長期国債  通貨  ユーロ市場
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