金融用語辞典
更新日:20170602

ADR(米国預託証券)

 えーでぃーあーる(べいこくよたくしょうけん)
 American Depositary Receipts
 米国内で、米国外の企業が発行する株式を売買する場合、その企業の株券をそのまま受け渡すと受渡しに手間がかかり、配当もドルでないこともあるなど、不便が生じます。このため、銀行が預託機関となって株券を保管し、これと引き換えに預託機関から米国預託証券(ADR)という証書を発行し、これに株券同様の流通性を持たせています。
 ADRはプログラムにより、スポンサー付き(Sponsored)とスポンサーなし(Unsponsored)に分けられます。スポンサー付きは、外国企業が主体となって、米国預託銀行と預託契約を結ぶことで設定され、資本調達の有無と開示義務の程度などにより、レベル1―店頭市場で売買取引・資本調達なし、レベル2―取引所市場で売買取引・資本調達なし、レベル3―流通市場で売買取引・発行市場での資本調達あり、に区分されます。一方、スポンサーなしは、原則として、外国企業の意思とは無関係に米国証券会社と米国預託銀行が主体となって設定され、通常は、店頭市場で取引されます。なお、ADRのほかにも、EDR( European Depository Receipts) と呼ばれる欧州預託証券やGDR(Global Depository Receipts) と呼ばれる国際預託証券あるいは海外預託証券もあります。
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