金融用語辞典
更新日:20120901

運用報告書

 うんようほうこくしょ
 投資信託の運用状況などを投資家に知らすためのものに、運用報告書や運用レポートなどがあります。運用報告書とは、法律により作成・交付が義務付けられているもので、ファンド運用期間中の運用実績や運用経過、信託財産の状況、有価証券の売買状況、今後の運用方針などを投資家に報告するための法定文書です。運用報告書は、当該投資信託の計算期間の末日ごとに投信会社が作成しますが、計算期間が6か月未満のファンドについては6か月ごと、MMFについては1年ごとに作成すればよいことになっています(MRFについては、作成・交付の義務はありません)。なお、運用報告書は、投信会社が作成し、販売会社を通じて投資家に交付されます。また、金融庁長官にも提出されます。運用報告書は、投資家が理解しやすいように配慮して作成することが求められ、記載事項等については、投資信託協会の「投資信託及び投資法人に係る運用報告書等に関する規則」などで定められています。
 投信会社は、運用報告書のほかに、独自にもしくは販売会社からの依頼により、投資家に最新情報を提供するための、週次または月次の「運用レポート」を作成しています。運用レポートには、パフォーマンス、組入上位銘柄、組入上位業種、組入上位国、ファンドの運用経過、今後の運用方針などが記載されています。
 運用報告書や運用レポートには、ファンドを選択する際に、役立つ重要な情報が記載されています。また、すでに投資信託を保有している投資家にとっては、ファンドの現状を理解するうえで、欠かすことができない資料といえます。これら資料の利用方法としては、次のようなことがあげられます。
 
パフォーマンス・チェック運用報告書の運用実績や運用レポートのパフォーマンス欄等を見ることで、そのファンドの過去の騰落率や基準価額、分配金の推移等がわかります。
運用経過の確認運用報告書や運用レポートの「運用経過」等の説明を読めば、相場がファンドに与えた影響をイメージできます。また、「売買および取引の状況」を見ることで相場の変動にどのように対応したかがわかります。
ポートフォリオの現状分析「組入資産の明細」などを見ることで、その時点でどのような銘柄が組み入れられていたかがわかります。時系列で並べるとより効果的です。
今後の見通しについて投信会社によっては、運用報告書や運用レポートに市場見通しや今後の運用方針等に関するコメントを記載しています。
 営業報告書  信託財産  投資信託  投資信託委託会社  投資信託協会  投資信託の決算  投資信託のディスクロージャー制度  投資法人制度  投資信託の運用報告書記載事項
戻る