金融用語辞典
更新日:20151031

EV/EBITDA倍率

 いーぶい/いーびっだばいりつ
 株式投資の尺度としては、EV企業価値)がEBITDA(金利支払い前、税金支払い前、償却前の利益)の何倍あるかというEVEBITDA(イーブイ・イービットダー)倍率が使われます。

 
 EV/EBITDA倍率は、国際的な同業他社比較に用いられますが、この倍率が低ければ株価は割安ということになり、倍率が高ければ割高ということになります。
 株価が上昇すれば時価総額も増えるため、この倍率も高くなりますが、EBITDAの成長率が高ければ、倍率が高くなっても、まだその株は買えるとみなされます。
 この指標が頻繁に使われたのは、米国IT関連企業の株価が上昇した時で、このモノサシによって、これらの企業の株価の高さが正当化されました。しかし、これらの企業の株価急落後、金利負担や償却負担を度外視して利益や株価を判断するのが適当なのかどうかという議論も生まれ、伝統的なPERを再評価するむきもあります。
 なお、EV/EBITDA倍率は、企業の買収に必要な時価総額と買収後の純負債の返済に必要な金額の合計が、EBITDAの何年分にあたるかを表す指標ともいえます。そのため、EV/EBITDA倍率は、「簡易買収倍率」とも呼ばれています。
 EBITDA  EV  企業価値  利益  時価総額(株式)
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